自宅に太陽光発電システムを導入する場合、ソーラーパネルやパワーコンディショナーなど、機器購入費や設置工事費など高額な初期費用が必要となります。

そのため太陽光発電を設置した場合、自治体から補助金を受けることが可能です。

ここでは過去に行われていた補助金制度や、2021年時点で受けられる補助金の有無についてまとめてみましょう。

国による太陽光発電の補助金制度は廃止

2021年時点で、国による太陽光発電の補助金制度はありません。

もともと国による太陽光発電の補助金制度はあったものの、2014年に終了してしまったのです。

それ以降、太陽光発電の補助金制度は立ち上がっていません。

国による太陽光発電の補助金制度があった2014年以前は、住宅用の太陽光発電の設置費用が今よりも高額でした。

そのため国として普及促進するために、補助金制度が設けられていたのです。

しかし普及が進み、住宅用太陽光発電システムの価格や設置費用が年々安くなったため、2014年に補助金制度が廃止されました。

太陽光発電の補助金は自治体によって違う

太陽光発電における自治体の補助金には、「都道府県」からのものと「市区町村」からのものに分類できます。

太陽光発電の補助金に関しては、全ての都道府県、市区町村で助成が行われているわけではないので、お住まいの自治体の補助金を調べる必要があるでしょう。

また注意しておきたいのが、自治体の補助金申請は「先着順」となることです。

自治体が定めた予算が終了していると、新規の受付が終わってしまっている可能性もあるので、なるべく早く申請することをおすすめします。

さらに、補助金を受けるには様々な条件があり、全ての人が当てはまるわけではありません。

自宅に太陽光発電を設置しても条件によっては補助金が受けられない場合があるので、各地方自治体の窓口に問い合わせてみましょう。

2021年時点での宮崎県における太陽光発電の補助金制度

各自治体では、住宅用の太陽光発電システム設置を行った方に対して、補助金制度を独自で設けています。

ここでは宮崎県で実施されている補助金制度をまとめてみましょう。

太陽光発電システム等導入促進補助金（宮崎市）

太陽光発電システム等導入促進補助金は、宮崎市で実施されている補助金制度です。

1kWあたり2万円の補助金が受けられ、上限は6万円となります。

申請対象期間や受付期間は、以下の通りです。

申請対象期間：事業完了日から令和4年2月28日

受付期間：令和3年6月1日～令和4年2月28日

予算枠：2,394万円

こちらの補助金は先着順で受付しており、内容を確認の上で補助を決定します。

予算枠に達し次第受付終了となるので、早めに申請しましょう。

自家発電型新エネルギー導入補助事業（串間市）

自家発電型新エネルギー導入補助事業は、串間市で実施されている補助金制度です。

受けられる補助金は、以下の通りです。

・太陽光発電パネルと蓄電池を同時に設置する場合：市内業者利用20万円/1件、市外業者利用10万円/1件

・太陽光発電パネルに接続する蓄電池を追加で設置する場合：市内業者利用10万円/1件、市外業者利用5万円/1件

まとめ

太陽光発電設置における国からの補助金制度は、すでに終了しているためありません。

しかし各自治体で行われている補助金制度はあるので、お住まいの自治体の補助金制度を調べてみると良いでしょう。

なお、補助金制度は先着順で受付しているので、期間内であっても予算が終了している場合、補助金がもらえない場合があります。

また、条件が細かく決められている場合もあるので、まずは各自治体に相談してみてください。